語られない話

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パイナップル作戦~拉致事件編

パイナップル作戦とはアメリカのCIAが日本国内に多くの在日韓国人スパイをもぐりこませた作戦であり、終戦直後から継続していると考えられる。

 

今回は、多くの日本人の自由と幸福を奪った日本人拉致事件との関わりについて考えてみたい。

日本人拉致事件を実行したのは、北朝鮮である。北朝鮮から拉致被害者が何人か戻ってきているし、謝罪も(一応)あった。

 

問題は、なぜかだ。

 

外国で外国人を拉致するのはかなり危険が伴う行為である。潜水艦を乗りつけたり、お金もかかるのではないか。

 

この点ウイキペディアを見たら、1パスポート奪取2工作員を日本人にしたてるためのスパイ学校の先生3よど号事件で「亡命」した人の配偶者さがしのためとあった。

 

しかし、パスポートは普通、そんなに持ち歩いているものではなく、パスポートはどうせ改ざんして使うのだから、パスポートだけ盗めばいいことである。人を誘拐するのは危険が大きい。1はない。

「亡命」したんだから現地の女性と結婚すればいいし、どっかのテレビ局がよど号で「亡命」した人のお宅に取材したとき、そういうカップルがいた。3もないと思う。年代的に結婚適齢期も過ぎているし、人数も限られているから、少なくなっているだろう。

 

とすれば、やはり、2 のスパイ学校の先生だろう。大韓航空機事件の金賢姫(キム・ヒョンヒ)が、「李恩恵」(り・ウネ)と名乗る日本人女性に日本人としての立ち振る舞いをならったという。日本人と韓国・朝鮮人は人種は同じだが、立ち振る舞いは、まったくの正反対といっていいほどの違いがある。日本人として通用するためには、日本人の先生が絶対必要である。日本には、言葉やしぐさなどの流行があり、かなり短い。ちょっと外国にいると日本人でもついていけなくなる。スパイ学校では、常に最新の更新情報を提供できる日本人が必要なのだ。

とすると、ほとんど、スパイ学校の先生用だと思われる。

 

拉致被害者の人数であるが、日本政府の認定は17人。それでもけっこうな数だ。他に「特定失踪者」や、まだ明るみにでていなかったりする人も考え合わせると、100人以上はいるのではないか。そして、北朝鮮で自ら働こうという奇特な人だって、中にはいるに違いない。

日本人の先生をこれほど大量に必要とするスパイ学校は相当大規模なものだろう。

 

ピョンヤンに日本の町並みをそっくり再現したハリウッドスタジオなみのスパイの養成学校があると読んだことがある。たぶんそこだろう。

 

で、思うのだが、アメリカ人が戦後も日本に大量にスパイを送り込んでいたとするなら、どこかにその訓練所が必要なはずである。

 

おそらく、この学校はアメリカのためのものと思われる。

 

北朝鮮は外貨獲得のために、学校に土地を提供し、先生役の日本人の拉致という汚れ仕事を引き受けていたと考えられる。ドルの偽造をするような、国というよりはチンピラのような連中だから。

 

 最初は意外に思ったが、アメリカと北朝鮮、そう見せかけているほど、仲が悪いわけではないのではないか。発展途上国の独裁者を支援するのは、アメリカCIAの、伝統的とすらいえる得意技である、南アメリカ諸国や、中東を見よ。

 

 ブッシュ大統領(ジュニアだと思う)が、現職時か退職後か忘れたが、北朝鮮を訪問したとのニュース記事を読んだこともある。そのほかにもアメリカ人の有名人は多く北朝鮮を訪問している。

 

 ただこの「親交」を表沙汰にしたくないだけである。

 

 この一連の拉致被害者が、新潟など、日本海側の朝鮮半島に近い側に多いことは以前から知られていたが、最近米軍基地の近くでも多いという記事を読んだ。米軍がかかわっているのかという疑問を生じさせるのに十分である。

 

 そして、2002年の小泉政権の時の「奪還」についてだが、戻ってきたのは、率直に言って、日本と離れて何年も過ごし、「スパイ学校の先生」としてはかなり利用価値がなくなった人ばかりである。日本政府の点数かせぎ、そして北朝鮮の「寛大さ」を演出のための「ショー」だろう。まだまだ、拉致被害者はたくさんいると思われる。

 

 個人的にこのショーで注目したいのは、曽我ひとみさんの夫として「帰って」きた、アメリカ人のジェンキンスさんである。

 「拉致被害者」といっているが、本当だろうか。

むしろ、他の帰還者のお目付け役として、曽我さんと結婚させられたのではないか。

 

蓮池夫妻は子供を人質としてとられているのに、ジェンキンスさんは、向こうでできた家族を同行できるというやたら「寛大」な措置である。あやしい・・・。

 

最後に、日本政府、少なくとも小泉さんあたりは、アメリカの拉致への関与を知っていたのではないかが疑われる。だが日本へのスパイのためと知っていただろうか。

まあ、知らなかったかもしれないが、それにしてもお人よしもいいとこである。